両親や義両親と同居している方は、生活費の負担割合はどうしていますか?
両親と同居をしている場合、子ども世代が親世代の生活費を負担していることが意外と多いのです。
年金暮らしの両親にお金を要求するなんて、なんだか申し訳ないと思ってしまいますよね。
でも働く世代としては、将来の子どもの教育費に月々の社会保険料の負担増、消費税アップ、自分たちの老後の備え・・などなど、親世代を養うほど余裕のある家庭は少ないのでは??
そこで今回は、年金暮らしの両親や義両親との同居にまつわる生活費について考えてみたいと思います。
同居の生活費に不満を持っている人の声
お金の問題はやはり難しいので、不満を持っている方は多くいるようです。
義両親に生活費として月に7万円渡して残りで生計を立てており、義両親は毎月年金と短時間のアルバイト(月に2〜3万くらい)で生計を立てているという状態です。そして昨日、義父から「生活費をもう少し入れろ」と言われました。
引用:リトル・ママ Web
月7万円はすごい額ですよね…7万円も生活費以外に捻出できるのがすごいです。
そして、義両親はどんな生活をしているのか疑ってしまいますよね。
息子家族の収入は、自分の収入だと勘違いしているのでしょうか。
義父母とも基本的にはいい方たちで、生活自体にストレスはなく、うまくいっているほうだと思いますが、最近、生活費のことでもやもやしてしまいます。というのも、リフォーム代のローンはもちろん、光熱水費、ガス代、電話代(義父母のケータイも)、生活にかかるほぼすべての費用を私たちが負担しています。
引用:発言小町
いくら義両親とも良い人とはいえ、お金の問題は人間関係をも壊しかねません。
1つでもモヤモヤしたことがあると、それが引っ掛かって関係が悪化してしまうこともあります。
せめて携帯代くらいは自分たちで払ってほしいと思ってしまいますよね。
わたし完全同居で義両親生活費負担0で不満ばかりだよ😩笑 大の大人なのに居候先状態でバカバカしい🤣 同居は助かることもあるけど絶対にやめた方がいい〜😵断れるなら断った方がいいよ〜😭泊まりでも絶対😔 — あやか (@313_ara) January 30, 2020
確かに、子どもの面倒を見てもらうなど、同居には良い面もあります。
ですが、生活費の負担ほどの恩恵を受けているかというと、怪しいものがあります。
年金暮らしの親との同居のための生活費
よっぽど収入に余裕がある人でない限り、大人2人を養うというのは厳しいものがあります。
収入が全くなかったり、年金が入っても家に入れてもらえない場合は、生活費がカツカツになってしまうのでは。
全く0ではないにしろ、負担の割合がどのくらいなのかは重要になりますよね。
生活費の負担のパターンとしては、以下の4つがあると思います。
- 子ども世代が全額負担+金銭的な援助をしている
- 子ども世代が全額負担している
- 親世代に一部負担してもらっている
- 親世代に全額負担してもらっている
親世代に負担してもらっている場合は良いとして、キツいのは上の2つのパターンです。
両親(義両親)の収入は年金のみだから、お金を要求するのも気が引けるんですよね。
ですが、自分たちの生活にも余裕がない場合は、生活費を負担してほしいという思いがあります。
ましてや、生活費以外に自由に使えるお金を毎月渡しているなんていう人は本当にすごいですよね。
少しでも生活費を負担してもらう方法
両親や義両親との関係性を保つためにも、生活費は少しでも負担してもらうべきだと私は思っています。
そこで、同居している親に生活費を負担してもらうための方法を2つご紹介します。
- 収支を伝えて現状を理解してもらう
- いくら収入があるのかを教えてもらう
それぞれ見ていきましょう。
収支を伝えて現状を理解してもらう
まずは家計簿をつけ、どれだけの収入があって、どれだけ生活が苦しいかという現状を親に把握してもらいましょう。
生活費を負担している、もしくは渡している場合、親は余裕があるものだと勘違いしているのかもしれません。
「毎月○万円赤字になっている」という数字を見せると、具体的でわかりやすいかもしれませんね。
親に対して、生活に余裕がないということを言うのをためらう気持ちはわかります。
ですが、もし小さい子どもがいる場合はこれからお金がかかってきます。
その前に現状を伝え、少しでも生活費を負担してもらえるように働きかけましょう。
いくら収入があるのかを教えてもらう
こちらの収支を伝えたら、今度は親の収入(年金、遺族年金等)を教えてもらいましょう。
なかなか聞きづらいことかもしれませんが、このまま赤字家計を続けるわけには行きません。
口では生活費は出せないと言いつつ、ちゃっかりお金を貯めている場合もあるかもしれません。
実際、70代以上で金融資産1,000万円以上持っている世帯は、全体の42.2%というデータもあります。
ただ一方で、金融資産500万円以下の世帯も40%ほどあるので、親世代の資産状況も二極化していることがわかります。
金融資産額は、介護が必要になった時や相続の時にも重要になってきますので、できる限り把握しておいた方が良いでしょう。
そして、もし余裕がありそうな場合は、迷わず生活費を入れてもらいましょう。
逆に本当にお金がない場合は、一緒に家計を改善して今後に向けて無駄遣いを減らすようにしていくのも良いでしょう。
同居前のルール決めが重要
もっとも重要なことは、同居生活を始める前にお金についてきちんと話し合い、取り決めをしておくことです。
同居前にしっかり決めておかないと、後々後悔することになるので・・
これから同居する方は、お金についての取り決めを必ずすることをおすすめします。
一度同居を始めてしまうと、途中からルールを変えるのは難しいですからね。
同居をする前に、お金だけでなく、揉めそうなことすべてのルールを決めておきましょう。
まとめ
今回は、年金暮らしの親と同居する時の生活費についてまとめました。
お金の問題に限らず、同居はストレスが溜まります。
ただでさえ気を遣う同居生活、お金の面でも苦労するなら同居する意味ってあるのかな、とも思います。
一緒に住んでしまえばなんとかなる、なんて思わずに、問題になりそうなことはあらかじめルールを決めておきましょう。