昔は気にならなかったのに、最近はすれ違うと感じる旦那のニオイ。
一緒に生活していると、どうしても気になってしまうものです。
汗臭いニオイや加齢臭、口臭など、さまざまな悪臭に悩まされている妻は少なくないはず。
さらに最近では、スメハラ(スメルハラスメント:ニオイにより周囲の人に不快な思いをさせること)という言葉も出てきています。
旦那が職場でスメハラをしていないかも、妻としては心配ですよね。
そこで今回は、どうして体臭が臭くなるのかや、その対策についてまとめました。
多くの妻が悩む夫のニオイ問題
夫のニオイには、やはり多くの妻が悩んでいます。
株式会社マンダムの行った調査では、以下のようなことがわかりました。
調査対象は、30~49歳の夫を持つ、25~49歳の女性です。
夫のニオイ実態 〜いつから臭い?どこが臭い?どんなニオイ?〜
- 夫のニオイが気になり出すのは平均で結婚6年目、相手の年齢は37歳
- ニオイが気になる場所は1位は「夫の近く」60.9%
- ニオイが気になるモノ1位は「枕」82.0%
- ニオイの発生元は「頭(後頭部から首の付け根あたり)」53.8%
- ズバリ、夫のニオイは「○○のニオイ」1位はオヤジ臭
引用:男のにおい総研
やはり多くの妻が、結婚してから数年経つとニオイを感じてくるようですね。
ずばり夫の頭から首の付け根あたりが発生源のようです。
同じような状況の方も多いのではないでしょうか?
他にも、ニオイに耐えている妻の声は多くあります。
最近、旦那の臭いが無理〜 なんなんだろう、洗っても臭いよ? ww — ゆいちゃん®️5y♂&2y♀ (@yuichaaaaan_k) July 5, 2020
ちゃんと洗っているのか疑わしいほどのニオイなんですよね。
旦那から出る臭いがもうダメ。 娘も怪訝な顔をしている。 本人は気付いていないんだよな、これ。 ニオイがダメって、もう無理よね🙇 — pipi♕ (@pipilikeyou) June 29, 2020
これには共感しかないですね。 本人は気付いてないということが、本当に厄介です。
旦那の口臭がほんとに無理で臭いからあっち向いてっていうとガチ凹みしてて歯医者行こうかなってずっと言ってる😅 でも今は臭いの無理 — ぴえん🥺@12w (@baby_diary__) July 6, 2020
口臭もなかなか辛いですよね。
伝えると逆ギレする旦那の場合は、臭いということを伝えるのにも一苦労です。
女性はニオイに敏感なところがあるので、夫の体臭とは上手く付き合っていく必要がありそうですね。
年代別|夫の体臭が臭くなる原因
多くの人が考えているニオイの原因は、汗ではないでしょうか?
しかし、実は汗自体にニオイは無く、皮膚にいる雑菌(皮膚常在菌)がニオイを生成しているんです。
また「臭い」といっても、年齢によって原因は違ってきます。
具体的には、以下のように年代によってニオイの原因が変化してきます。
20代:一般的な汗のニオイ
いわゆる「すっぱい汗のニオイ」です。
これは20代だけではなく、どの年代でもするニオイです。
ただ、新陳代謝が活発な若い世代に感じやすいニオイとなっています。
先述した皮膚常在菌が、汗と皮脂を代謝・分解することで発生します。
30代〜40代:ミドル脂臭
ミドル脂臭とは、汗や皮脂がミックスされたニオイです。
ミドル脂臭の原因成分は、「ジアセチル」という物質です。
これは汗の中の乳酸が、皮膚常在菌に代謝・分解されることによって発生します。
ジアセチルと皮脂臭が混ざることで、不快なミドル脂臭となるのです。
特に男性が気を付けたいのは、お酒や脂っこい食事。
それらを多く食べていると、体内が腐敗してきます。
そして、ミドル脂臭の原因であるジアセチルが分泌されやすくなるという特徴があります。
40代後半〜50代:加齢臭
加齢臭のピークは、40代後半〜50代です。
発生源になるのは、皮脂腺から出る「ノネナール」という老化物質です。
食用油が酸化して古くなるのと同じように、皮脂腺の中に活性酸素が増え、皮脂が酸化する現象です。
酸化することで、加齢臭のニオイの成分であるノネナールを発生させるのです。
加齢臭に追い打ちをかけるのが、男性に多く見られがちなメタボ。
メタボの人は脂肪を体内にため込んでいるので、加齢臭が強くなります。
ですので、加齢臭=不健康のサインということになります。
夫のニオイを軽減させる対策3選
できるだけ旦那のニオイを軽減させたいですよね。
そんな時に効果的な対策をまとめました。
制汗剤や消臭スプレーなどのグッズを使う
汗が気になる場合は、制汗剤を使ったり、汗拭きシートでこまめにふき取りましょう。
ただし、制汗剤は使いすぎると体温調整など重要な役目を果たす汗を強制的に止めることになります。
すると汗腺機能の衰えが促進し、よりニオイが強い汗になる可能性があります。 使い過ぎには注意しましょう。
洋服についたニオイが気になる場合には、消臭スプレーを使います。
スーツなど毎日洗えない物は、スプレーして陰干しすれば少しはましになるのでは。
最近では、消臭機能のある下着もあるので、合わせて使うといいでしょう。
こまめに洗濯をする
ニオイの付きやすい洋服や寝具は、こまめに洗いましょう。
特に加齢臭の原因であるノネナールは脂でできている物質なので、繊維に染み込みやすく、取れにくいです。
さらに、そのまま放置しておくと空気に触れて酸化します。
雑菌が繁殖し、どんどんニオイが強くなっていきますので、こまめに洗濯することを心掛けましょう。
食事の内容を見直す
ニオイ対策に意外と重要なのが、食事内容です。
- 抗酸化物質が豊富な食品
- 腸内環境を整える食品
このような食事が、加齢臭対策には効果的です。
加齢臭の原因であるノネナールが苦手とするのは、抗酸化物質を含む食品です。
ビタミン類やポリフェノール、ルテイン、βカロテンなど、多くの抗酸化を抑える成分を摂取しましょう。
これらの成分は、緑黄色野菜や緑茶などに多く含まれています。
肉類や脂もの中心の食事が多い人は、栄養バランスに気をつけた食事を心掛けましょう。
また、加齢臭が発生する原因の1つに、腸内環境の悪化もあります。
腸内環境を整える発酵食品を積極的に食べることも、効果的です。
まとめ
年々ひどくなっていく旦那のニオイには、イラッとしてしまうこともありますよね。
しかし、ニオイはきちんと対策をすれば、解決できるかもしれません。
本人はなかなかニオイに気付きづらいものです。
妻からきちんと伝え、一緒に改善していってはどうでしょうか?